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青瓦台（大統領府）は日米首脳会談を翌日に控えた15日夜10時35分ごろ、予定になかった書面ブリーフィングを行った。
米国のバイデン大統領就任後初の韓米首脳会談が「5月後半期」に開かれるという内容だった。
日程を確定できない首脳会談を1ヵ月以上残して発表する場合は外交的に極めて珍しい。
青瓦台（大統領府）高位関係者は16日、首脳会談関連ブリーフィングで「韓米間核心懸案に対して深い戦略的疎通と協調のきっかけになる」と言ったが「会談議題はまだ協議が全くなっていない」と述べた。
首脳会談の最も基本である日程·議題の調整が終わっていない段階で、ひとまず「韓国も米国と会う」と発表からしたのだ。
こうした青瓦台の異例の行動は韓国より1カ月以上先に開かれる日米会談を意識した面が大きいという分析だ。
最近、日米関係は新蜜月水準に格上げされている一方、韓国は米中間で綱渡りをし、米国の朝野から「味方なのか」と疑われている状況だ。
対北政策の仕上げも日本と行うという米国
同日、ワシントンから聞こえてきた消息は、このような憂慮が現実になりつつあることを示した。
米行政部高位官吏は15日（現地時間）、日米首脳会談関連ブリーフィングで「日本と韓国の関係が現在の水準に落ちるのを見守るのは憂慮され、苦痛だ」とし「（韓日）葛藤は北東アジアで私たちのすべての力量が効果的に発揮されることを妨害する」と述べた。
外交関係者の間ではしばらく落ち着いていた韓日葛藤が福島原発汚染水放流問題をきっかけに表面化する時点でこうした言及が出たことに注目する雰囲気だ。
これに先立ち米国は日本の放流決定に対し「国際安全基準に従った」「透明な処理に感謝する」と事実上支持の立場を明らかにした状況だ。
この高官はまた「対北政策見直し作業の完成が近づいた」とし「これまで日本側の意見を聞いてきたが、まだ両首脳が仕上げを行う機会がなかった」と述べた。
約3カ月間続いたバイデン政府の対北政策見直し作業を今回の日米首脳会談を通じて決着をつけるという意味と解釈される。
元外交官は「韓国の運命と直結した米国の対北朝鮮政策が日本との会談後に確定した場合、韓国外交の失敗」と述べた。
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（略）
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