
北朝鮮で最も一般的な果物といえば、りんごである。韓国の統計庁によれば、北朝鮮における2022年のりんご生産量は80万1533トンで、その多くが黄海北道(ファンヘブクト)のクァイル郡を中心に栽培されている。「クァイル」は朝鮮語で果物を意味し、郡の面積の7割を果樹園が占める。
りんごに加え、みかん、もも、ぶどう、梨、柿を合わせて「6大果物」と呼ばれ、これらが果物生産量の91%を占めている。
しかし、一般庶民はこれらの果物を口にするどころか、目にする機会すらほとんどない。その大部分が平壌市民への配給に限られているためだ。ただし、それすら年に一度、1人あたり1~2個程度に過ぎない。
だが、「お姫様」となると話は全く異なる。
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