女性に対する痴漢や車を転売する副業、不注意による車の人身事故などで、秋田県男鹿市の高校に勤務する50代の男性教諭が懲戒免職処分を受けました。
懲戒免職処分を受けたのは、男鹿市の男鹿工業高校に勤務する55歳の男性教諭です。
男性教諭は2024年10月5日午後9時ごろ、私用で電車に乗っていた際、隣に座っていた女性の尻を触りました。
また、同じく2024年10月14日に車で秋田市内の道路を走行中に交差点手前を右折しようとしたところ、
正面から直進してきたバイクを見落として衝突し、運転手に骨折など全治5週間の大けがをさせました。
さらに、公務員が禁止されている副業として、インターネットで車を購入し転売したほか、
2024年10月23日午前9時ごろ、転売目的で購入したナンバーのない車で秋田市内の道路を運転し、警察に摘発されました。
痴漢行為については不起訴となりましたが、事故と違法車両の運送に関しては罰金と運転免許の停止を命じられています。
男性教諭は「性的衝動を抑えられなかった。不注意でバイクに気づかなかった。転売行為に違法性の認識はなかった」などと話しています。
なお男性教諭は、2024年7月から2025年3月末まで病気を理由に休職しています。