>>1 (動画字幕より)
内部告発された側が内部告発者に対して示す反応には一つの典型的なパターンがある。
中でも、本質的で重要な不正について内部告発をした人はたいていあることないこと織り交ぜ誇張された『人格攻撃』に晒される。これは日本に限った話ではなく古今東西に見られる共通の現象。
本来なら内部告発の内容と内部告発者の人格はさほど関係ない。内部告発した人がどんな悪人であっても内部告発の内容が真実でありえるし、逆に、内部告発した人がどんなに正直で誠実な人であっても内部告発が誤解に基づく思い込みの可能性もないわけではない。
内部告発の内容が嘘ならば内部告発された側はそれに反論すればいい。
ところが内部告発の内容について反論するよりも先に内部告発者の人格を攻撃し内部告発者を非難するのが「告発された側」の人たちの多くに共通する習性。
それはなぜか?
一つは痛いところを突かれたと感じ「バラしやがって!」と怒り思わず感情をあらわに
というもの。もう一つは内部告発した人の評判や信用を貶めて内部告発の内容の憑性を低めようとする意図的な攻撃。
しかしそれだけが人格攻撃の理由ではない。
これまでのさまざまな事例で共通して見られる人格攻撃と漏洩非難の大きな狙いは内部告発の連鎖を止めることにある。
内部告発が別の新たな内部告発を呼び起こすことが往々にあるがそういうことにならないように【見せしめ】にすること。
放っておけば正な正しい内部告発は必ず共感を呼び別の内部の人が声をあげる。
それを止めるために内部告発者に【悲惨な未路】を押し付け【示し】をつけようとし【見せしめ】にするのだ。
このように内部告発した人の多くは人格を攻撃され「情報漏洩」だと非難される。これは日本だけでなくアメリカ、イギリスでも同じ。これは一つのパターン。
実はここまで申し上げたのは7年前に私が書いた文章からの引用。
そして私は斎藤知事の振る舞いを見てやはり、いつものあのパターンだなという風に感じている。