[東京 30日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は30日、参院・予算委員会で、3月以降急速に進んだ円安について
「日銀の金融政策が為替に影響がないと言うつもりはないが、
大幅な円安が一時急速に進んだ時の要因が日銀の金融政策であったとはみていない」と話した。
小西洋之委員(立憲民主・社民)が大幅な円安と日銀の異次元の金融緩和の因果関係を質問したことへの答弁。
黒田総裁は「最近の円安には、ロシアのウクライナ侵攻によって原油価格が
一時1バレル=130ドルを超える異常な状況になったことも影響していたと思う」と述べた。
足元でドル/円は127円付近で推移している。黒田総裁は、現時点では比較的安定した推移に戻っているとの認識を示し
「ロシアのウクライナ侵攻直後にあった急速な円安は経済にも好ましくないと思うが、今はそうした状況は改善されている」と話した。
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