
どういう意図だ? 日本人が見せる「微笑んでお辞儀」に困惑する中国人
2021-12-14 22:12
http://news.searchina.net/id/1704208?page=1
日本のサービス業は中国でも評価が高い。
旅行などで日本を訪れた中国人のなかには、買い物の際などに店員が笑顔でお辞儀をしてくれるので「神様になったようだ」と感動する人もいたほどだ。
中国のQ&Aサイト・知乎にはこのほど、「日本では店員が微笑んでお辞儀をしてくるのはなぜか」と質問するスレッドが立ち、中国人ユーザーらに意見を求めている。
日本の店員の礼儀正しさは中国人に高評価だが、あまりに感じが良すぎるので「何か下心でもあるのか」と疑問に感じる中国人もいるようだ。
これに対して、多くの中国人が「下心なんてない。微笑んでお辞儀をするのが日本の文化なだけ」、
「ただの習慣」と答えていた。「中国人が口にする『ご飯食べた?』と同じだ」という人もいた。
中国で「ご飯食べた?」はあいさつ代わりになっており、なんら深い意味はない。
日本の店員が「微笑んでお辞儀する」のも同じで、日本では当たり前すぎて「なぜ」という疑問もわいてこないものだ。
日本と中国のサービス業の「普通」の基準は違うが、多くの中国人は日本のサービスの方が好きなようだ。
「中国では多くのサービス業や政府機関の窓口の担当者は常に冷淡で、まるでお偉方の態度だ」と嘆く人や、「お金をもらうのだから、中国の店員も普通にするべきではないのか。
ひざまずけと言っているのではない、普通でいいんだ」という人もいた。
一部には、日本人の礼儀正しさは「表面だけ」という人もいたが、ある人は「表面だけだったとしても気分は良い」と反論し、「中国人は表面上さえできていない」と指摘した。
この人は、「冷淡な態度で働くか、微笑みながら前向きに働くかで、働いている人自身も気分が違う」として、日本のサービス業はほかの国よりも優れていると称賛した。
ほかにも、「仕事で求められているからしているだけ」、「お金を稼がなければいけないからだよ。これは中国も同じ」などの主張もあったが、全体的には「日本の文化」との意見が比較的多かった。
中国にはない習慣なので、日本のサービス業から学べることは多くあるに違いない。