
母の死、連絡できなかった訳
小学生のころから40年以上にわたってひきこもり状態だった男性(50)が昨年、
同居していた母(当時76)の遺体を遺棄したとして逮捕された。
中年の子と高齢の親の家庭が社会から孤立してしまう「8050(はちまるごーまる)問題」。
男性には、母の死を知らせようにも知らせられない事情があった。
布団に横たわった母の顔に、白いタオルがかけられていた。
昨年11月、横浜市の実家を訪ねた妹(46)は凍り付いた。
兄と母は2人暮らし。父は6年前に他界し、妹は結婚を機に20代で実家を離れていた。
妹が兄の部屋のふすまを開けると、兄は体を横たえて窓の方を向いていた。……
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190929-00000013-asahik-soci