
安倍晋三首相、ベトナムに到着 10日にプーチン大統領と会談
安倍晋三首相は9日午後、ベトナムでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や、フィリピンでの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するため政府専用機で羽田空港を出発、同日夜(日本時間同)、ベトナムのダナンに到着した。10日にロシアのプーチン大統領、11日に中国の習近平国家主席と相次いで会談する。
安倍首相は、出発に先立ち官邸で記者団に「トランプ米大統領の訪日の成果を踏まえて、習主席やプーチン大統領をはじめ、各国の首脳と率直な議論を行い、北朝鮮の政策を変えさせるためには圧力を最大限まで高めていく必要があることを訴え、国際社会との連携を確認したい」と述べた。
6回目となる習氏との会談と、13日の中国の李克強首相との会談については「来年の日中平和友好条約締結40周年を見据えながら、あらゆる分野における関係を発展させていくための実りある首脳会談としたい」と意気込みを示した。
プーチン氏との会談については「(北方領土)四島の共同経済活動や自由な墓参をさらに前進させていきたい。平和条約締結に向けて、着実に進んでいくための首脳会談としたい」と語った。
安倍首相は、ダナンで10日の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)首脳会合や11日のAPEC首脳会議に出席する。13、14両日はマニラでASEAN関連首脳会議や東アジアサミットなどに臨む。一連の会議では、北朝鮮問題や中国の海洋進出などが議題となる見通しだ。15日に帰国する。
http://www.sankei.com/politics/news/171109/plt1711090034-n1.html