
車4台が巻き込まれた岐阜県瑞浪市の中央自動車道の土砂崩れで、道路に流入した土砂の中に
窯業原料の廃棄物が含まれていたことが判明し、岐阜県は21日、廃棄物処理法に基づき、
現場近くの窯業原料メーカー「丸釜釜戸陶料」への立ち入り検査を実施した。
今後、土砂崩れとの因果関係を調べる。県警も廃棄物処理法違反にあたる可能性があるとみて、
廃棄物の管理実態などについて捜査を始めた。
県廃棄物対策課によると、中央道の路面を覆った約700立方メートルの土砂には、白い粘土質の
物質が混じり、同社が廃棄物などを入れていたとみられる樹脂製の袋も大量に散乱していた。
袋には、同社の名前も記されていた。
付近の3か所に同社の工場があり、土砂崩れが起きた道路脇の斜面の上には「第3工場」が
設置されている。この工場と中央道の間の斜面に、大量の廃棄物などを袋に入れるなどして
置いていたとみられる。18日に起きた土砂崩れでは、この場所が崩落していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170821-OYT1T50105.html