
「どう喝」首相が4カ月で一変 「加計」答弁 自信消え「反省」を口に
安倍晋三首相は24、25両日の衆参予算委員会で、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題を巡り、低姿勢の答弁に徹した。首相が加計問題に関し初めて答弁した4カ月前は、高圧的な態度が「どう喝」と野党に批判されたほどで、落差が際立った。 (清水俊介)
「国民から疑念の目が向けられることはもっともなこと。今までの答弁には足らざる点、至らぬ点があった」。首相は二十五日の参院予算委でも、前日の衆院予算委と全く同じ反省の言葉を口にした。二日間の審議で、野党の挑発的な質問にも、声を荒らげる場面はほとんどなかった。
首相が加計問題で初めて答弁したのは三月十三日の参院予算委。社民党の福島瑞穂副党首が「加計学園」の固有名詞を挙げて質問すると、首相は「(疑惑の)確証がなければ極めて失礼だ」と激高。「全く関係がなかったのなら、責任を取れるのか」とすごんだ。
これに対し、福島氏は「政府の政策が合理的になされているか審査するのが野党の仕事。なぜ首相はどう喝するのか」と反論した。首相は「もし私が働き掛けて決めているのなら、責任を取る」と進退にまで言及し、自信を見せていた。
その後、加計問題に対する疑念が国民に広がり、東京都議選の惨敗や内閣支持率急落につながった。首相は二十四日の審議では「結果として、政策と関わりのない議論に時間が費やされた。反省している」と打って変わって神妙に。四カ月前の自信は消えていた。
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