ちゃんぽん店のリンガーハットは1日、「長崎ちゃんぽん」などの値上げを発表した。全国の店舗で共通するメニューの約65%を20~70円値上げし、主力の長崎ちゃんぽんは30円アップの680円(東日本地区)とする。小麦などの原料高や物流費の高騰分を転嫁する。
共通メニューの約45品目を平均5%値上げする。「長崎皿うどん」は40円値上げし、720円(同)とする。健康志向を目指した「野菜たっぷりちゃんぽん」は70円と最大の値上げ幅になる。
追加料金で変更できる「低糖質めん」の価格も50円引き上げる。同社は「原料高が続き、価格については2021年末から活発に議論していた。原価の圧迫が限界に来ており、苦渋の決断で値上げに踏み切った」と話す。
原材料高や原油高に押され、外食各社は次々と値上げに踏み切っている。21年後半には牛丼大手各社がそれぞれ値上げし、3月にはマクドナルドも値上げを発表した。
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