川崎汽船は12日、脱炭素化を後押しする融資の枠組み「クライメート・トランジションローン」を日本で初めて使い、みずほ銀行と三井住友信託銀行から約59億円を調達したと発表した。液化天然ガス(LNG)を燃料とする自動車運搬の専用船を建造する資金の一部に充てる。
今回の融資は、世界の証券会社などで構成する国際団体が作った基準に適合したと認められ、日本格付研究所(東京)から最上位の評価を受けた。政府が掲げる2050年の脱炭素化社会実現の目標を受けて各企業が取り組みを活発化しており、この融資の利用も今後増えそうだ。
共同通信 2021/3/12 19:28 (JST)
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