兵庫県の井戸知事は27日夜、記者会見し、新型コロナウイルスの感染者で感染経路がわからない人が増えているとして、大阪などとの往来の自粛要請を、来月(4月)7日まで延長する考えを示しました。
兵庫県の井戸知事は27日夜、記者会見し、新型コロナウイルスの感染の状況について、「県内でのクラスターごとの対策の効果はそれなりに出ており、感染は収まっている状況だが、大阪で感染経路が特定できない人が増えている」と述べました。
そのうえで、「不要不急の外出や会合は引き続き自粛してほしい」と述べ、今月末までとしていた大阪などとの往来の自粛要請を、来月7日まで延長する考えを示しました。
一方、通勤や通学などは、「不要不急」にはあたらないとして、過度な自粛は必要ないと呼びかけました。
また、井戸知事は、「人口密集地との往来を自粛してもらうという意味では東京も含まれる」と述べ、感染者が急増している東京都との往来も自粛するよう呼びかけました。
これに先立って行われた県の新型コロナウイルスの対策本部会議では、県立学校の新学期からの対応について、感染予防措置を徹底したうえで、来月8日から再開する方針を確認しました。
03月27日 20時17分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200327/2000027132.html