記事は、石川県漁業協同組合長らが23日、競りで500万円の値がつくズワイガニと400万円のブリを持参して首相官邸を訪問して岸田首相と面会したことを紹介。テーブルの上で輪島塗の器に盛られたカニやブリを見た岸田首相が目を大きくして「すごいね」と驚きを見せるとともに、着席すると「食べていい?食べていい?」と関係者に尋ねたと伝えた。そして、試食した岸田首相が「すごいお金持ちになった気分。甘み、うまみ、ちょっとやっぱり違いますね」と感想を述べたと紹介している。
その上で、ご満悦だった岸田首相とは対象的に、日本のネットユーザーからは不満の声が続々と寄せられており、先日大雪に見舞われた石川県金沢市のユーザーが「観光PRのための試食は理解できるが、市民が大雪で苦しんでいる中で岸田首相が高級食材を食べるのは時期的に不適切。これを見た市民の感情を考えれば、地元にも首相にもメリットがない」とコメントしたことを伝えた。
また、「コロナ、円安、増税で節約に必死な庶民から見れば岸田首相は完全に富裕層であり、『すごいお金持ちになった気分』というコメントは不快」「語彙(ごい)がなさすぎる」「幼稚園児だって今のご時世黙食してるのだから、黙って食え」といった厳しい意見を併せて紹介している。
この件について、中国のネットユーザーは「岸田さん、福島県産の海産物をもっと食べたらいい。そうしたらヒーローになれる」「何が高級だよ、みんなだましてるだけのくせに」「宣伝目的のパフォーマンスだよね。中国の海外渡航規制が解除された時のね」「海産物を食べることがまずいのではなく、この時期に豪勢なものを見せびらかすのが悪い」といったコメントを残している。また、「日本のネットユーザーは冗談さえ通用しない(ほど頭が固くなってる)んだな」とするユーザーも見られた。(翻訳・編集/川尻)
Record China 2022年12月27日(火) 18時0分
https://www.recordchina.co.jp/b906688-s25-c100-d0193.html
※関連ソース
岸田総理、冬の味覚ズワイガニと寒ブリに舌鼓「すごいお金持ちになった気分」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/249463?display=1
石川県産カニ、ブリに「これはすごい」 岸田首相、目輝かせて舌鼓 県漁協が贈呈
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/947131