軍関係者によりますと「精神教育の基本教材として新しく制作し、先週、発刊した教材を20日から使用し、教育を始めた」ということです。
新しい教材では、北韓軍や北韓政権を「敵」と規定する表現が削除され、「軍事的脅威」という表現が登場しました。また、北韓に追従する、いわゆる「従北勢力」を「内部の敵」と規定した、従来の表現も削除されました。
精神教育の基本教材は通常5年ごとに新しく発刊されます。1999年、北韓に対して融和的な政策を展開した、金大中(キム・デジュン)政権時代に発刊された教材では、北韓の存在は「脅威」という言葉で表現されていました。
それが、李明博(イ・ミョンバク)政権時代だった2008年に新しく発刊された教材では、初めて北韓軍と北韓政権を「敵」と規定し、これが朴槿恵(パク・クネ)政権時代の2013年版まで続きました。
一部では、今回の措置が、安保意識の低下に繋がりかねないという懸念が指摘されていますが、これについて、軍の関係者は「敵という概念を拡大して記述した。北韓の軍事的脅威に対する態勢を堅固なものとすべきとの内容には、何ら変わりはない」と述べています。
http://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&Seq_Code=71571
KBS 2019-03-28 10:39:05
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