
動物のしつけ用のスタンガンを使って自宅で子ども3人に暴行したなどとして、暴行と傷害罪に問われた北九州市小倉南区の無職の父親(46)の初公判が19日、
福岡地裁小倉支部(松村一成裁判官)であり、父親は「間違いありません」と起訴事実を認めた。検察側が懲役2年を求刑し、即日結審した。判決は28日に言い渡される。
起訴状では、父親は2月26~28日、スタンガンを長女(当時17歳)と次女(同13歳)の腕にそれぞれ自分で押しつけさせ、
リモコンを操作して電流を流したほか、長男(同11歳)の手にもスタンガンを押しつけて約1週間のやけどを負わせたとしている。
検察側は、父親は6年ほど前から、子どもたちが勉強をしなかったり、部屋を片付けなかったりすると、「ビリビリ」と称してスタンガンを使っていたと主張。
論告では「常習的な犯行で、人格を無視しており悪質」とした。
父親は被告人質問で「自分が作ったルールを守らないと通電していた。申し訳ないことをした」と述べ、
弁護側は最終弁論で「反省している」として執行猶予付きの判決を求めた。
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