せつ菜 「侑さん! しりとりしませんか!!」
侑 「うん、いいよ!」
せつ菜 「リス!!!!」
侑 「スルメ!」
せつ菜 「メトロノーム!!!!」
侑 「無重力!」
せつ菜 「クリア!!!!」
果林 「朝香果林」
せつ菜 「えっ」
果林 「朝香果林」 ドヤッ
_人人人人人人_
> 朝香果林 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
せつ菜 「エマさん! しりとりしませんか!!」
エマ 「うん、いいよ~」
せつ菜 「リンゴ!!!!」
エマ 「ゴマ」
せつ菜 「マリオ!!!!」
エマ 「オットセイ」
せつ菜 「イタリア!!!!」
果林 「朝香果林」
せつ菜 「え」
果林 「朝香果林」 ドヤッ
_人人人人人人_
> 朝香果林 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
せつ菜 「かすみさん! しりとりしませんか!!」
かすみ 「仕方ないですね~」
せつ菜 「リング!!!!」
かすみ 「グルメ」
せつ菜 「メイプルシロップ!!!!」
かすみ 「プリンアラモード」
せつ菜 「ドリa……」
せつ菜 「……」 ムムム
かすみ 「?」 キョトン
せつ菜 「ドップラー効果!!!!」
果林 「果林」
せつ菜 「え」
果林 「果林」 ドヤッ
_人人人人人人人人人_
> 残念だったわね <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
果林 「彼方、しりとりしましょ」
彼方 「うん、いいよ~」
果林 「リトマス紙」
彼方 「シリコンバレー」
果林 「レコード」
彼方 「ドア」
果林 「朝香果林」
彼方 「えっ」
果林 「朝香果林」 ドヤッ
_人人人人人人_
> 朝香果林 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
_人人人_
> ん <
 ̄Y^Y^Y ̄
_人人人人人人人人人人人人_
> 彼方ちゃんの勝ちだね <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
せつ菜 「ンジャメナ」
果林 「!?」
せつ菜 「ンジャメナですよ、果林さん」 ニヤニヤ
_人人人人人人人_
> ンジャメナ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
_人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 終わらないしりとりです!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
_人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 彼方ちゃんの勝ちだったのに!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
果林 「やるわねせつ菜……! まさかしりとりが『ん』で終わる定石を破るなんて……!」
せつ菜 「ふふふふふ……毎回嫌がらせのようにしりとりを無理矢理終わらせる果林さんへの、ささやかな抵抗です」 ニヤリ
果林 「じゃあこれはどうかしら?」
果林 「ナン」
_人人人人_
> ナン <
 ̄Y^Y^Y ̄
_人人人人人人人人人人_
> なんだってー!? <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
せつ菜 「なるほど……毎回『朝香果林』か『果林』で終わらせてくるこだわりがあると思いきや、別にナンで終わらせても良かったんですね……これは予想外です!!」
果林 「ふふ、まさかあなたが私に抵抗してくるなんてね……でも私とあなたはライバル。負けるわけにはいかないわ」
せつ菜 「ならこれならどうですか?」
果林 「!」
せつ菜 「ンゴロンゴロ保全地域」 ドヤッ
_人人人人人人人人人人人人_
> ンゴロンゴロ保全地域 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
_人人人人人人人人人人人_
> さすが賢いせつ菜ね <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
_人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 彼方ちゃん、帰っても良いかな <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
せつ菜 「ふふふ、果林さん。次は『き』ですよ?」
果林 「……」
果林 (もはや私の知らない単語出てきたけど、おそらくせつ菜のことだから実際にある言葉なんでしょう……まさか『ん』から始まる言葉がンジャメナ以外にもあったなんて)
果林 「きりn……」
せつ菜 「おっと、まさかですけど」
果林 「!?」
せつ菜 「果林さんともあろう人が、キリンなんてベタな解答しないですよね?」 ニヤニヤ
果林 「!!?」
果林 (これはまさか……私のプライドに訴えかけている!?)
_人人人人人人人人人人人_
> 朝香果林のプライド <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
( ̄∀ ̄) ( ̄∀ ̄)
彼方ちゃんの叫びが味の素の如く面白さに深み出してる
せつ菜 「まあ良いですよ別に……キリンでも」
果林 「!」
せつ菜 「変わった単語で答えろなんて無理難題……果林さんでなくてもできません」
せつ菜 「それもなおかつ『ん』で終わる単語なんて……だってしりとりでは『ん』で終わる単語は言い慣れてないんですから」
果林 「……」 プルプル
_人人人人人人人人人人人_
> 朝香果林のプライド <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
o(`ω´ )o ( ̄∀ ̄)
せつ菜 「ほら早く言ってくださいよ、キリンって。果林さんの語彙力じゃそれが限界だったんですよ」
果林 「あ、あなたね……!」 プルプル
せつ菜 「安心してください! そんなポンコツな果林さんも大好きですから!!!!」
果林 「……っ……っ!!」 ←声にならない怒り
彼方 (あのせつ菜ちゃんがこんなにも挑発的だなんて……! よっぽど果林ちゃんの嫌がらせが効いてたんだなぁ)
果林 「もぅ……もぅ……限界よ……!」 プルプル
_人人人人人人人人人人人_
> 朝香果林のプライド <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
o(`ω´ )oo(`ω´ )o((((;゚Д゚)))))))
果林 「こうなったらすごく難しい単語で答えてあげるわよ!!!!!」
せつ菜 「言質取りました!」 ペカー
果林 「はっ!?」
果林 (しまったぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!)
せつ菜 (これで果林さんは無理矢理でも難しい単語を捻り出さないといけない……でもおそらくそれは難しいでしょう。つまり)
せつ菜 (このしりとり、果林さんは言葉が浮かばなくて私の勝ちです!!) ペカー
果林 「ぐぬぬ……!」 ギリギリ
果林 「むむむっ……!」 ギリギリ
果林 「すももっ……!」 ギリギリ
せつ菜 「……果林さん、あなたは強敵でした」
せつ菜 「しかし私も一人のスクールアイドル」
せつ菜 「アイドル活動はもちろんのこと、どんな些細な勝負であっても、あなたは大切なライバルだからこそ……!」
せつ菜 「負けたくないんです……」
果林 (ひらめけっ……! ひらめけっ……! なんかひらめけっ……!!!!!)
_人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> エマから借りてた三円返してない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
_人人人人人人人人人人人人人人人人_
> かすみんBOXに隠してた饅頭 <
> もしかして腐ってるかも <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ギリギリ崖の上を行くように <
> フラフラしたっていいじゃないかよ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
果林 「……!」
果林 (これだ!! 知り合いの教科書に載ってた!)
果林 「希塩酸……! 希塩酸でどうかしら……!?」
せつ菜 「!」
せつ菜 (なんてことですか……まさか果林さんからそんな理系な言葉が出てくるなんて)
せつ菜 「ふっ」
果林 「……何がおかしいの?」
せつ菜 「負けました……さすが果林さんですね」
果林 「……負けを認めても良いの?」
せつ菜 「はい。意地になって意地悪になってました……すみません、果林さん」
果林 「! そんなこと言ったら元の原因は私よ、ごめんなさい、せつ菜……!」
せつ菜 「果林さん……!」
果林 「せつ菜……!」
二人 「「……!!」」 ギュッ ←無言の握手
こうして二人の友情は深まった
信頼し合っていた二人だったが
ぶつかることでより得る絆もある
良かった、良かった
彼方 (早く帰って遥ちゃんに会いたい……)
おわり
まるっきり興味がないであろう希塩酸が出てくるなんてすごい集中力
ゆゆ式の
ゆずこ「りんご!」 唯「拷問」
を思い出した
ありがとうございました!
虹ヶ咲はみんな仲間でみんなライバルなんですが、特に果林ちゃんとせつ菜ちゃんのライバル関係には燃えますね!! ということで一つ書きました。
これとは別に少し長めのssを書いてるのですが、なかなか筆が進まなかったので気分転換にギャグを書いてみました。
前作、というか今書き途中のssです。良ければ読んでくれると。
果林 「はっぴーばーすでー?」
前々作
果林 「小説家 朝香果林」
>>51 果林「B'zといえばベロウソフ・ジャボチンスキー反応略してBZ反応はソ連の科学者がクエン酸回路の研究を行っているときに発見したのよね」
果林「クエン酸…クエン酸…希塩酸…桐生さん!」
他の書いた虹ヶ咲ss
かすみ 「かすみんは学びます!」
愛 「かすみんのライブにテレビが!?」
かすみ 「今日はかすみんの誕生日~♪ 楽しみだなぁ~♪」
歩夢 「せつ菜ちゃんの方が大事なの!?」侑 「違うよ」
璃奈 「令和って元号カッコいい、好き」 愛 「ほう」
(ζル|´A`ル ハァ…しりとりとかマンドクセ
じゃなくてよかった
小説家朝香果林の人だったか
やっぱギャグ上手い人はサスペンスやホラーも書けるんだな
ンジャメナはチャドの首都で有名だもんね
ンゴロンゴロ保全地域って地図帳とかに載ってるのかな
果林せつ菜かわいい…
キンカンとか金とかなにが来るんだろうと思って読んでたけど
かわいいのが思いつかなかった
希塩酸が教科書に載っていた記憶をたぐり寄せたのがかわいい