https://dot-asahi-com.cdn.ampproject.org/v/s/dot.asahi.com/amp/wa/2015040300056.html 中1の1年間で公立中学の3年分の数学の授業を終えるが、そこからはスピードを落とす。
「数I・A、数II・Bを公立高校では2年間で終えますが、中2から高1まで3年間かけて、復習しながらじっくりと進めます。
高2で理系も文系も数IIIを終え、高3のときには週に6時間、発展的な内容を扱いながら、問題演習中心の授業になります」(同)
灘では、決まったカリキュラムや進度はなく、教材や進度、教え方などは教員に任されている。
各教員は生徒の理解度を見ながら、それぞれのやり方で授業を進めていく。
今年の東大理系の数学の「第6問」は関数や微積分などが入り組んだ難問で、最難関の理III合格者でも完答できなかった人のほうが多かったという。
だが、それとほぼ同じ問題を杉山教諭は高3の9月の授業で出していた。
「たまたま。偶然です」と笑うが、東大受験をした生徒たちには「ラッキーだった」と喜ばれたという。