>>5 うん。これは架空文字だね。
言語自体は英語や日本語なんだけど、フォントレベルでは別の文字を使うことで、
異世界の雰囲気を醸し出そうと言う技法だよ。
古くはJ.R.R.トールキン『指輪物語』のモリアに出てきたバーリンの墓碑銘だね。
文字はキアスという架空文字で書かれているけど、言語は英語だよ。
この技法は、FF10のスピラ文字、エボン文字でも使われているし、
テイルズ関係でもだいたい看板は別フォントに差し換えてるよ。
そして、もう一歩進んだものとしては、アルベド語のような一見外国語に見えるけど、
換字式暗号で解読してみると、日本語や英語になるものだよ。
トタギ=オヤジなのです。
聖ヨト語に関しても、一部の語彙はこの方法で作られているね。
さらに進んだ形態としては、語順が日本語とは異質なもので、
ちゃんと文法が設定されているものだよ。ICO語、聖ヨト語、ヒュムノスあたりがそうだね。
語源を探れば、日本語や英語、ロマンス語派の諸言語があるんだけど、
語順も文法も違うから別言語に聞こえるのです。
さらに異世界観あふれるとなると、語彙を既存言語から参照していない
アプリオリな語彙構成の架空言語だけど、この手の類型の者は少ないよ。
そして、アルカぐらい大規模にこの方向性で作り上げているものは、今のところ見たことがないのです。
たいていゲーム用の架空言語は暗号チックなものじゃなければ、語彙数が1000行かなかったりするんだけど、
アルカの場合15000もあるから、たいていの日常会話は可能だね。