スズキが7日発表した2019年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比36%減の1165億円だった。インドやパキスタンなどアジアでの販売が低調だったうえ、円高で海外収益が目減りしたのも響いた。
売上高は7%減の2兆6260億円だった。四輪車の世界販売台数は13%減の216万台だった。インドが18%減り、パキスタンでも25%減った。日本は減産や台風など自然災害、消費増税の影響で6%減少した。
二輪車の世界販売台数は3%増の134万4000台だった。インドやフィリピンを中心としたアジアで伸びた。
営業利益は34%減の1704億円だった。対ユーロや対インドルピーなどで円高が進んだことが営業利益を242億円押し下げた。
20年3月期通期の連結業績については従来予想を据え置いた。売上高は前期比10%減の3兆5000億円、純利益は22%減の1400億円を見込む。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
□関連ニュース
スズキ取締役、新型肺炎「中国以外での部品代替生産を検討」 :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL07HQB_X00C20A2000000/
2020/2/7 15:44
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL07HOZ_X00C20A2000000/