高知医療センター がん手術中に誤って胃を全摘 (ホウドウキョク) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180220-00026467-houdouk-soci 高知市の高知医療センターで、50代女性の食道がんの手術中に医師の勘違いで、正常な胃を誤って全部摘出していたことがわかった。
2017年11月、高知医療センターは、県内の50代の女性に食道がんの手術を行った。
その際、がんがある食道の下の部分と、胃の一部を切除してつなぐ予定だったが、男性の執刀医が「胃を全部摘出する」と勘違いし、胃の一部を残すために、必要な血管を切断した。
手術は5人で行われていて、すぐミスに気づいたということだが、血管を縫合しても血流が保てないと判断し、胃を全摘したという。
がんの摘出自体は成功し、女性は自宅療養中で、経過を観察している。
医療センターは、執刀医に対し、初めてのミスでチームとして改善すべき点もあるとして、懲戒処分にはせず、口頭で注意したという。
吉川清志病院長は「病院の過失で患者様やご家族に多大なご負担と苦痛をおかけして、大変申し訳ない」と話し、女性には賠償金を支払う方針。